飛べ オタク族

日本国外においてのオタク活動。探訪・イベント参加など。 そして諸外国での活動の報告用記事も含む。

8月11日から13日の3日間に渡ったコミケ、無事終了いたしました。お疲れ様でした。

今回、私は夏コミ3日目(日)の東2・T-57b「LIAR EXIT」さん発行の、総勢16名による海外オタク情報合同誌「オタク活動 in 海外」に寄稿させていただきました。
合同誌に掲載分は量が想定外に多くなった、とのことでかなり削減されましたが、このブログにはもとの提出原稿の内容が載せてあります。

このブログ掲載分も随分省略が多いので、この9月3日インテックス大阪で開催される「コミックトレジャー」で一冊の同人誌にして発行致します。まだ試行版、という位置づけなので今後1年くらいかけてバージョンアップする予定にしています。
9月3日の同人誌の詳細は、決まり次第ここで告知したいと思っています。

Masakiさんの 「海外オタク活動本(合同誌/アンソロ)執筆者募集」 に投稿させて頂きました。
http://twipla.jp/events/242470

最終稿とは違いますが、こんな感じの文章です。
大阪のこみとれ(2017.9.3)に向けて、どんどん加筆していきます。

海外オタク旅の魅力 ‐ 台湾、香港            

 

最近、ネット記事やYouTubeでも、外国人が日本のオタクコンテンツに深くはまっている様子が垣間見られます。また日本のオタイベント、聖地巡礼、同人誌即売会で見かける外国人(特にアジア系)、日本のオタク物件を求めて来日している姿もちらほら。そして、彼らの動きを見ていると、「海外でもどれだけオタクコンテンツが話題になっているのだろうか」と気になりますね。そういう好奇心が出れば、ぜひ海外に飛んで下さい!

 

【それでは、どの国から海外デビュー?】

<まずはお勧め、台湾>フライト3時間少々(行きは東京からは3時間半位、大阪からは3時間程度。帰りはもっと早い)の「近い」、そして「親日的」なことで有名な外国(さらに、日本の統治を長く受けていたがために、様々なシステム・習慣が日本から輸入されています)。海外イベント入門にはもってこいか、と思います。そして、「案内が漢字(中国語:日本の旧字体)表記」なんで、資料を見たらそれだけでなんとなくわかる。これは大きなメリットです。またイベントの中ではあちらこちらから日本語が聞こえてきます。

<そして、香港>フライト4時間少々の外国。三大都市圏から南西を眺めると「フライト2時間少々」で沖縄、3時間少々で台湾、4時間少々で香港につきます。その程度の距離です。

台湾とは少々状況が異なりますが、香港人オタの熱い視線もなかなかのもの。そして英国統治の経験のある香港では、英語がかなり通じます。

さて、どうやって参加イベントを決めるか。やはりイベントが多いのは「台北」です。そして日本からのフライトが多いのも、アフターの場所や近くの観光地にも恵まれているのも台北。でも第二の都市「高雄」も見逃せません。日本からの直行フライトもかなりあります。

 

私の初参加は「砲雷撃戦よーい!台北2016」だったのですが、これは日本のSDFが主催(漫創地平線という現地のイベントと合同)で、日本のサイトに載った日本語の告知を見て行きましたが、現地で「次はFF(開拓動漫祭)においでよ」と勧められ、理由が「??」。どうもFFは「大規模なオールジャンル」で定期的(基本年二回)実施の男性向けイベントだったため、台湾人の男性のオタ友から飲み会で勧められたというわけ、のようです。   

大手オールジャンルで夏、冬に(コミケの様に8月12月決定ではない)実施されるのは

開拓動漫祭(Fancy FrontierFF)男性向と Comic World Taiwan 女性向(略称CWT)です。

【詳細はこちらを】=台湾同人誌中心 https://www.doujin.com.tw/events/alist =

 

あと、Petit Fancy(略称PF)もFFと同じ企業がそれを補うように春、秋と実施しています。また私は男性向きのFF(とPF)しか参加経験が無く、本編はFF中心の記載になります。勇気のある人は是非ともオンリーに参加して下さい。CWTは台北だけでなく地方でも百万都市の台中や高雄では比較的高頻度で実施されているようですし、聞くところによればオンリーでは「百合向、原創作品(創作)、機動戰士鋼彈(ガンダム)」などもあり、機会あれば私も行ってみたいな、と思っていますので、オンリーやCWTなどに関する報告もいつかできればなぁ、と思っています。

 

 

開拓動漫祭(Fancy Frontier)  官方 http://www.f-2.com.tw/index.php?q=ff

夏、冬の年2回実施、去年は1月と8月、今年は2月と7月の実施です。

あの「蔡英文(次期)総統」(訪問直後に正式着任)が訪問したことで、台湾を中心にオタ連中が騒いだのがこのFFです。あの「霧島総統【注1】」です(笑)。2016.1の訪問でしたね。私はそのとき参加していなかったので総統の顔を拝むことは出来ませんでした(残念)。【注1】「霧島総統」:かの総統の顔は本当に「ゲーム、(艦隊これくしょんの霧島」に似ている。そしてご本人もそれを認めていて、総統のキャラグッズも台湾で展開されている、との事。

会場は大体台北市内の花博公園(捷運:圓山駅)か、台大ドーム体育館(捷運:台電大楼駅か公館駅)。約1000SP少々の参加です。個人的には花博公園での実施がスペース的にもゆったりしていてすきなのですが、賃貸料のこととか色々あるようです。日本で比較するなら、規模的には大阪のこみっく☆トレジャー(千数百SP)ぐらいの感じですね。ただ日本では「駆け出しサークル」がどの即売会でもかなり多いのですが、台湾の場合は「駆け出しサークル」がとても少なく、同人といってもかなり気合のこもったサークルさんと商業さんが大半です(理由は後述【注2】)。また予備スペースの少ない会場内(特に土曜日午後1時過ぎまで)はコミケ以上の人口密度になるので、夏には熱中症対策は必須です。

 

【サークルさん注目】日本語でも出来るサークル参加

私はまだサークル参加したことが無い(台湾で出せるコンテンツが無い)のですが、このFFは「台湾FF日本サークル申込受付サービス ツイッター:https://twitter.com/twff2」を通じて、「日本語で事前やり取りの上、その上日本円で申し込みが」できるのです。

海外イベントのサークル参加で一番厄介なのが「送金」と「現地住所(現地友人などに頼む)」なのですが、このイベントではその必要性がありません。

 それにコンテンツは「絵、写真が主体」なら日本語のみの同人誌も多数頒布されているし、日本の大手サークルさんがコミケ新刊をそのまま持ち込んでいるケースも多数あります。もし少し余裕があるなら、別紙で「日中対訳」を挟んでおくと随分頒布部数は多くなります。

【コスプレイヤーさん注目】コスプレ事情

当然日本の同人誌即売会と同様、アニメなどのキャラのコスプレイベントも併設されています。ただ大きな違いは「*コスプレは自宅から着てくる人が多い」「*会場の着替えるスペースは基本広めのトイレだけの場合が多い」「*コスプレ撮影に関して、日本的な許可どうこうは存在しない【注3】」「*ある程度可愛い/かっこいいなら、一人でいても囲み撮影は当然。列形成はまれ」「*日本でありがちなコスブレ撮影専用区域が通常存在しない。屋外区域の大半が自動的にコスプレ区域になる」「*コスプレイヤーさんと他のイベントの現地市民とが違和感なく混じっている(特に花博会場のフードエリアのベンチ)」などなど、列挙にきりがありません。(露出度に関してはスク水キャラ(艦これの潜水艦)も問題ないので日本レベルの対策をされれば通常問題ありません。)

コスプレに限らず他の事でもですが、現地スタッフから中国語で指摘を受けたら素直に耳を(?)傾け「ごめんなさい、聞き取れないのです」と日本語で3回ぐらい言えば、スタッフは「日本人だから日本語しかわからない」と判断し、日本語のできるスタッフか友人を連れてきてくれます。そこで丁寧にやり取りをしてルールを再確認すれば、通常大問題になることは少ないです。

【注2】日本の場合は「商業」というマーケットが大きいので商業だけで生計を立てている方も多い(それが圧倒的)です。しかし台湾は戒厳令時代(おおよそ1990年以前)言論の自由がなかったため、漫画出版物で10種類の申請があってもそのうち出版にこぎつけたのは一つだけ、ということも日常茶飯事。結果「台湾独自の漫画市場」は育たず、密輸入から始まる日本漫画主体の貸本屋を主体とする裏市場をもとに、戒厳令解除以後「日本の漫画9割、台湾の漫画1割以下」といういびつな漫画市場が形成されました。それゆえ日本の商業レベルの台湾人作家さんが多数、必死で「即売会」に出てきておられ、小さな台湾商業市場より即売会市場をめざしたり、最近ではpixivを通じて日本企業に採用(企業側がpixivでいい絵だと感じた作家にオファーを出し、やり取りの時点で台湾人だとわかった、というケースも多々ある)されることも増えています。そういう背景があるため、日本に比較し「ある程度気合がこもって」いないと初サークル参加も難しい、という事情があります。

【注3】撮影に関して。基本囲み状態の時は、被写体に確認無く撮影は進んでいきますし、コスプレ姿でいて「‘撮らせてください’‘いいよ’」とやり取りがあり、一度撮影されてしまえば、あとは被写体に断ることなくSNSやブログ投稿はなされてしまいます。日本では時々おられますが、基本「撮影は可能だが顔出しSNS投稿お断り」のレイヤーさんは想定外です。どうしてもSNS投稿を避けたいなら「拍照的後、禁止上傳」(撮影後アップロード禁止)と書いたスケブを持っていないと無断投稿されると思います。なお現地友人と「撮影許可等々」の話が話題になった時に「日本では台湾と法律が違うのか」と聞かれたので「日本では肖像権という考え方をよく使う」と言ったら何となく納得してもらえました。

 

台湾の同人誌即売会の楽しみ方。

入場する際、台湾のイベントは基本チケットを受付で手渡すことになります。FFCWTも一般企業が運営していることもあり(コミケとは違い、日本のコミックシティやこみっくトレジャーのように)一部のコンビニなどで事前に買うか、当日にカタログを買う必要があります。さらに1日目2日目のチケットに加え、即売会の会場内の声優イベントや他の抽選券なども一緒にカタログに添付されているので、入場チケット同様イベントチケットもなくさないように注意が必要です。現地当日購入の場合は入場列とは別にカタログ購入列が形成され、そこで(FFの場合ですと200NT$(約700円前後)程度)所定金額を支払い、一般入場列に並びますが、日本の様にカタログの購入の案内に(これがないと入場できません、と言った案内)熱心でないのでうっかりの購入を忘れると、カタログ購入後、再度入場列最後尾に並ぶことになり悲劇です(私は20162月の参加の時の悲劇にあいました)。入場のおり、ハンコを手の甲に押されます。「大切なハンコ」です。再入場の折は、チケットそのものは渡してしまっているので、ハンコが再入場証の代わりになります。薄くなっても一応再入場させてくれますが、トイレの手洗いの折もあまりこすらない方が無難です。

【イベントの魅力】一般参加:無事入場できれば、思い思いに気になるサークルさんの所に行ってください。基本的な要領は日本と同じです。「あまり知り合いがいなくて不安」という初参加、二回目の参加の方なら「日本サークルは日本サークルごとでまとまっていることが多い」ので、気になる日本サークルを見つけその附近の本を物色する、というのも一つの手です(案内で「日本社團」と告知のあるサークルは日本サークルです。)。なぜなら「台湾FF日本サークル申込受付サービス」経由で申し込んだサークルは特定の場所に固まることが多く、通常5-10サークルは固まっています。でも「日本サークルばかり??何のために台湾」気にすることはありません。時々サークルさんが「中文版」を持ち込まれていますし(日本版台湾版両方購入して中国語の勉強??)、近くの中国語の本を見て「いいな」と思ったら「それ見たいのですけど」と指をさしながら日本語で話しかけてください。近くで(日本サークルさんの)日本語が聞こえている場所なら不安も半減。大体「読みたいのだな」と察してくれますし、日本語がある程度できる人なら日本人とわかるや「異様なほど熱心に」日本語で話しかけてくれるサークルさん/売り子さんもいます。説明を聞きましょう、話をしましょう。もちろん他の人に迷惑をかけてもいけないので、会話の要領は日本の即売会の時の要領と同じように。

【どんな本を?】小説本を買うのは中国語エキスパートの方だけにしましょう。あと、好みのイラスト本があれば即買いですね。ではいわゆる漫画本の時にどうするか。私は「4コマ漫画、短編漫画集」を個人的にはお勧めしています。短編漫画もできれば一話2p以下のもの。4コマ漫画なら気に入った4コマがあれば「その部分だけを翻訳」。日本の音読みが出てこない漢字があればIMEパッドから入力。頑張って翻訳した時のオチがわかる「あの快感」は素晴らしいものです。ちなみに「4コマ漫画」は「四格漫畫」と表記します。

 

 

 

ところで、私は既に2016.02より数えて「6回」台湾の同人イベントに参加した為「もう初期の感動」なんてすっかり忘れてしまいましたが、日本SDF主催で今年(2017)527日、台北での「砲雷撃戦よーい!」(艦隊これくしょんオンリー。)に大阪の友人「masaさん」をお誘いしたのですが、彼がまとめてくれた「初海外イベント参加」の印象を掲載します。

【砲雷撃戦よーい!IN台湾訪問記】

台湾、それは近くて遠い外国だった。

親日で日本語が一部で通じるだとか繁体字(日本語の旧字体に近い字体)だから文章がなんとなくわかるだとかそんな噂は昔から耳にしていた。

あぁ、行ってみたい・・・。しかし、いかんせん機会がない。そしてきっかけもない。

だが、そんな私のもとにある日きっかけが転がり込んできた。

Cun氏から砲雷撃戦よーい!IN台湾に一緒に行きませんかとお誘いを頂いたのである。

Cunさん本当にありがとうございます)

元々日本国内の艦これイベントには時々行っていた私である。是非もなくお願いしますと提案に乗ったのであった。そして必死で日程調整をしパスポートを胸にコスプレ用の服などなどを旅行用キャスター付きカバンに放り込んで台湾へと飛んだのである。

前夜祭

砲雷撃戦には前夜祭が行われることもある。今回の砲雷撃戦よーい!IN台湾でもその例に漏れず前夜祭があった。当然参加する。事前申し込みだったが申込ページは日本語だったので何の問題もなかった。前夜祭当日、会場へ。当たり前だが台湾の方々が多い。

そして台湾の方の一部が当然のように日本語を話す。台湾の方々スゲェ。

前夜祭は恒例の大型建造祭の他にミニコンサートもあり会場は大変盛り上がった。

オタクに国境はないのだなぁとしみじみ思う。

砲雷撃戦本番

次の日は砲雷撃戦本番。

地下の会場は熱気で包まれていた。ここでも大型建造祭ありミニコンサートありで大いに盛り上がっていた。砲雷撃戦自体が日本のイベントなので参加サークルもある程度日本のサークルが参加することは予想できたが、コスプレイヤーにも意外と日本の方が多かった。そして日本語をペラペラ話す一部の台湾の方々。

おかげで外国にいるのに殆ど日本語で事足りるという異例の事態に。

北京語(台湾の若い方々が話すのは主に北京語です)を勉強していった苦労はなんだったのか。そんなわけで大変快適で楽しい砲雷撃戦であった。

 

私の場合は北京語が話せる同行者がいらっしゃるということで恵まれていたのかもしれないが、台湾のイベントが大変楽しいということはぜひ分かって欲しい。

そして今これを読んでいる貴方も是非台湾に行こう。台湾は外国遠征の中では比較的ハードルが低い。もちろん外国なので色々な安全対策はした上での話だが、是非是非台湾を楽しんでほしい。

この文章を読んでいる人が「そうだ台湾、行こう!」と思うことを祈り悪筆を置く。

 

征(ぎょうにんべんまさし) 通称masa     twitter@masasama1607

 

それから、香港のことなど

本当は台北のオタク街(台北地下街、西門町の萬年大、光華商場)の事についても書きたかったのですが、字数オーバーです。香港のオタク街(信和中心、現時)についても同様です。両者共フィギュア売り場の近くには、何故か仏具店が隣接しているのが特徴です(笑)

香港の同人イベントに関しては、台湾程日本語は通じるわけではないですが、基本香港人には英語が通じる人が多いのである程度は何とかなります。ただ、台湾のサークルさんの場合や中国大陸のサークルさんの場合、英語はあまり通じないこともあるのでそれは要注意です。広東語が無理でも、北京語がわかれば英語だけの時よりかは役にたちます。あと香港は台湾よりも(当然日本よりも)不動産物価が高く、明らかに500SP必要だろうイベントに200SPしか用意できない、ということは多々あります。結果、時間制をとるイベントも多く(例えば開場は1300からだが、1100までの来場者はA1300までの来場者はB1500までの来場者はCに分け、A1300からB1400からC1500から入場、という具合に入場管理をする)、それを商業ビルの九龍灣國際展貿中心の6階でするから、下層階の家具展示場やカフェに「コスプレイヤーさんたちがあふれ」て(小さな更衣室はあるが、基本香港も台湾と同様自宅からコスプレしてくる人は多い)日本的感覚でいうと何とも言えない「楽しい」風景なので、激混みの会場に入る待機中に「コスプレイヤーさんたちの写真」を撮らせてもらっているとあっという間に時間が過ぎていきます。香港に関しては写真も参照ください。

 

そんなこんなで、この合同誌への投稿をきっかけに大阪のこみっくトレジャー30(9月3日)でもっと色々な情報を乗せた同人誌を出します。初同人誌なので、コピー本になるか、製本版で出せるかも未知数です。でも出します。

もっと詳しく知りたい、という方がおられれば、下記BLOGの閲覧か、Twitterを通じてお問合せ下さい。ツイッター経由で質問して頂ければ喜んで返事はお返し致します。この文章で台湾・香港に飛ぶきっかけにして頂ければ幸いです。またこの機会を与えて下さったMasakiさまに大変感謝をしております(そして期限にずいぶん遅れて申し訳ございませんでした)。

Cun(ツン) ツイッター:@cunqi   http://ota-w.blog.jp/ 


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